〜いつものように〜
これってライフワークですよね? と言われながら気が付くといつのまにか20年の年月が経っていました。
もともと照れ屋なもんだから、ライフワークなんて言うおおげさなものじゃありませんよ、とか言っていたのに20年も経ってしまえば、やっぱりライフワークということになってしまうのでしょうか。
まだまだ書きたい音楽って一杯あるのに、人生はあまりにも短すぎるのです。音楽畑だけで僕の全てを判断してほしくない、といくら叫んでみても、これだけは音にしてみないと誰にも判って頂けませんよ、ということで一応この20作目を記念回として、音楽畑の書きおさめということに致しました。
少し淋しいけど、僕にとって次のステップに進むための重要な儀式なのです。
ということで今回の20作目、当然いつもより力が入ってなんか「マイウェイ」みたいな力作が並ぶんでしょうねー、とスタッフに言われました。
「マイウェイ」ねー、うんやはり「マイウェイ」かな、と一度はその気になったのですが、ほらもともと照れ屋でおおげさなことが苦手な性分ですから、肩の力を抜いて何気なくいつものようにやりましょう、その方が僕らしいそうだと、やや低きに流される感もありましたが、タイトルまで「いつものように」ということになりました。
Comme d'habitudeはフランス語の直訳ですが実際に同名のシャンソンが存在します。ポール・アンカの素敵な詩がついて「マイウェイ」に生まれ変わりました。照れ屋のハットリが考えたこのせめてものダブルミーニング、ご理解頂きたく存じます。
いつものように淡々と書き綴った11曲に、隆之が一曲花をそえてくれました。なにやら私のレクイエムのようにも聞こえますが、その質問には少しうろたえながらも、隆之は強く否定をいたしております。どうも年を重ねると人はだんだんひがみっぽくなるようです。
いつもの曲に、いつものタイアップ曲もチャンと入って、いつもの仕上がりになっています。いつものように安心してお聴きください。
このようにいろいろと決意を固めたものの、何年かして音楽畑21なんかが突然発売されたりしても、これも又いつものように笑ってお許し下さい。
2003年8月 服部克久
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